みつけた〜!

 「風の歌うたい」というコミックを、少し前から捜していまして・・・。今日、家から少し離れた大きな本屋さんに行ったら・・・みつけたんです!作者は吉田秋生さん。「カリフォルニア物語」や、「BANANA FISH」の作者です。「風の歌うたい」初めて読んだのは20歳のころでした。『十三夜荘奇談』という短編集に入ってたのを覚えています。ちょっと前から何故か懐かしくて無性に読みたくなっていたんですが、当時買った単行本は実家に置いたまんまだし・・・古い作品の短編集なんて発行されているのかな・・・と、本屋に寄る度に捜していて、ついに今日てにいれました。
 「風の歌うたい」主人公(?)は毛虫なんです。「オオミズアオ」という日本で一番美しいとも言われている「蛾」の幼虫です。彼が「女郎蜘蛛」や「蜩」などの他の虫たちと関わり乍ら一生を閉じるまでの話なんですが・・・。当時の私、この話なんでかスゴク感動したんです。で、虫好きの息子に読ませたらどんな反応するかな?って言うのも少なからず、あったんですけどね。
 勿論、昔読んだ好きだったコミックを手元に置いてゆっくり読みたいっていうのが本音ですが。・・・20年以上の月日を超えて、今改めて読んでみたら あの頃感じなかった「なにか」を味わう事が出来るかもしれません。
 同人誌活動や、コミケに参加したり、渋谷の「まんが書店」で貪るようにコミックを買いあさった日々・・・。今日は暫し あの頃の自分に戻って懐かしい作品を味わおうかと思っています。