歩きながらの お花見

 今日は息子の耳鼻科の通院日です。耳鼻科の近くに市内で割と名の通った桜並木があるので、歩きながら花見をすることにしました。最終目的地は例によってイトーヨーカ堂なんですけどね(笑)
 今から20年くらい前でしょうか、市内の中央を流れている川の両サイドに桜の木を植えるに当たって、「桜の木の里親になりませんか?」みたいなキャンペーンがあったんです。当時は「里親になるって、どういう事?」と思っていましたが、今その川の畔では桜並木が満開で「里親になっていたら、あの中の1本が自分の名義のものだったのかしら?」なんて考えながら、桜を眺めていました。
 「桜の木の下には死体が埋まっている」と小説に書いていたのは梶井基次郎さんでしたか。確か「檸檬」という短編集の中だったと思います。あれだけ美しく咲いているのは木の下に死体が埋まっているからだ・・・みたいな事が書かれていたような・・・。確かに妖艶に咲き誇る桜は何かの魂を糧に花をつけている・・・ちょっとホラーですが、なんとなく解る様な気もします。
 花見をしながら辿りついたイトーヨーカ堂では専門店街で「ジャンボパエリアをみんなで食べよう」というイベントをやっていました。で、しっかり列に並んでいただきましたが・・・具がね・・・マメが多くて・・・(笑)私、苦手なのよ。マメ。なんか粉っぽいのがダメなのかなぁ・・・でも全体的にはライスの味は美味しかったんですよ、鶏肉も味がしみてて、エビも美味しかった。でもマメが・・・(笑)
 あと数日で息子の入学式。新しい生活が始まるので息子も私も少しばかり緊張しているのが正直な所です。だから桜の花に少しだけ癒されてきました。