その瞬間

どうも 義母の告別式が済むまでは 同じような内容の話しになってしまいますが…「忌まわの際」の瞬間の話しです。
昔と違って今は家で臨終を迎えるより 病院や施設で迎える率が高いと思うのですが…大概の場合 医師が死亡確認して…みたいな流れでしょうか。
病院から「急変しました」などの連絡を受けて駆け付けて…最後の瞬間に立ち会う事が出来るのは全体の何%ぐらいなんでしょうね?私は母の時はイキナリ過ぎて間に合いませんでした。だからこそ父の時は同じ後悔はしたくなくて、また入院させていた病院のスタッフ達も私の気持ちを知っていてくれて 小さな変化でも連絡をくれていました。
「呼吸が乱れて来た」と連絡があって病院に向かうまで15分。私が病室に入った時 父はまだ心臓が動いていました。ドラマによく出てくるような心電図のモニターを見ながら父の手を握り、波形が弱くなって行くのを ぼんやり眺めていましたっけ…
凄く長い時間そうしていた気がしますが、医師が死亡確認したのは 私が病室に入ってから15分ほどでした。本当に「その瞬間」に立ち会えた事で 気持ちの整理が着くのは早かったのかもしれません。次に私が起こした行動は葬儀屋への電話でした。
16年前の秋の話しです。